ケヤキのその後
ご無沙汰をしております、ブログはやっていなくても盆栽はちゃんと管理しています(笑)…かな?
相変わらずケヤキが好きなんですけど、昨春に友人からもらった全く根のなかったケヤキ(写真1、2)…順調です。
まぁ…あの状態だったから芽の出るのは遅かったですね(写真3)6月15日の状態。
それから枝が伸び出して(写真4)かなりしっかりしてきたかな?
8月11日、そして今日12月8日の落葉直後の姿です(写真5)
抜いて見ると見事な発根状態!(写真6)
これをバッサリと切ります(写真7)
ケヤキ盆栽は根張りもひとつの見所ですので、将来を見据えた樹型を想定して計画的に根の処理を行います…だけどこの個体はあまりにも個性的で、足元の曲がり部分に大きな洞(うろ)があり(写真8)その上の直線的な幹につながる、というかなりこなしにくい素材です。
今後は根張りを作るために浅植えにしますが、根をかなり切ったのと埋まっていた幹を地上に出したためにかなり不安定になります。
そこで石を噛ませて据わりを良くしてから(写真9)・・
・・さらに紐で石と幹、そして鉢をしっかりと固定して終了(写真10)。
これら一連の作業は本来は3月頃に行うのがベストなんですけど、その頃はいろいろな作業がかなり多くて、不本意ながら冬の今頃にしてしまいました。
すごいですね。根っこってつくもんなんですね。ケヤキの石つきも珍しい。
根っことは出るモノとは限りません、普通だと出ないのを「出させる」のが技術というモノだと、名人が言っていました。
今回のケースはかなり成功した部類だと自分では思います。
失敗はすべて自分のせい、成功した時は植物に感謝する…
腕を上げるにはこの姿勢が大切だと常に自戒しています。
すばらしい。いいですね。